会社での管理手法として「Plan, See, Check, Action」或いは、「Plan, Do, See」というのがある。
これは、ありがちな、計画を立てるが、それと、実行が連動しない状態を避け、計画が確実に実行されるようにしていくという考えに基づいている。
このような考えが一般に浸透しているが、ちょっともう少し話は複雑だ。
そもそも、計画を立ててから、実行し、チェックする間に、周辺の環境は大きく変わっている。つまり、最初に計画した状態にはないということだ。
周辺環境がゆっくりと動くような場面ではいいが、急速に変化するような不確定な場面では、この考え方では上手くいかない。
アメリカの軍隊は、戦争においてこれを学んだ。
ここで、『OODAループ』がまず生まれた。
急速に変化する不確定な状況で、いかに対処するか。米国空軍パイロットだった、ボイドにより産出された概念だ。
そして、更に最近では、『NCW: Network Centric Warfare』という考え方だ。
世界中で起こる出来事に意味を見出し、対処するというコンピューター社会で実現した考え方だ。
これらの考え方が、仕事においても適用されつつある。
軍事では当たり前の考え方も、一般企業では、これからといったところか。
【参考】
・OODA Loop (OODA ループ)
・Network Centric Warfare (NCW:ネットワーク中心の戦い)
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