2010年3月27日土曜日

プロフェッショナルは、異分野のプロから学ぶ

プロフェッショナルについて、書かれた本はたくさん出版されています。プロフェッショナルとはどういうものか、どうあるべきかなど。最初は、なるほどと思うことも多いと思いますが、数冊の本を読んでいるうちに、なにか足りないなという気分になります。その理由は、「リアリティが足りない」からです。それはそうだと思いえても、実際の仕事の場面、職場をイメージしてみると、なんか雲の上の世界に感じます。もっと「リアリティを」という発想が生まれます。

次に、「リアリティを求める」た場合は、実際に成功しているビジネスマンがTVなどに登場して、「なぜ、このような立場になれたのか?」といったことを語ってもらうようなことがあります。また、書籍においても有名な経営者の自伝的なものなど。

これらが、主なプロフェッショナルについての学習の世界だと思います。

しかし、ちょっとちがう、「アカデミックに整理されたプロフェショナルの技」或いは、「有名な成功者が語る成功物語」が、一般の人の仕事や生活に本当に適用できるのか疑問に思えます。

本当に必要なのは、「リアル」であり、「特定の人を対象とした話でない」ものが必要だと思います。
そんな事を考えていたときに、2年ぐらいまに良い本を見つけました。

「パイロットが空から学んだ一番大切なこと」坂井 優基 インデックスコミュニケーションズ (2005/05)
という本です。



この本の中で、

「パイロットの世界で名人、上手と言われる人ほど、飛行機の勉強だけでなく他の分野についても勉強していることです。原子力発電所の事故の話から、JRの運転手のとっている安全施策まで、実によく知っています。そのほとんどが、考え方やスタンス、自分の立つべき立脚点という話に結びつきます。P200,201」

というように、自分の分野だけなく、他のプロフェッショナルでのやっていることをも研究し参考にするという姿勢の必要性が語られています。

プロフェッショナル・マインド。

これから、他の分野の常識や経験を、自分の分野に活かすということについて、紹介していきたいと思います。

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